作曲をする上で欠かせないものはやはり楽器となってきます。
DTMをする人はキーボードで打ち込みをすることが多いと思いますが、バンドでの作曲でもそれぞれの楽器が必要となります。
DTMを勉強する場合はキーボードの使用は必須です。
ここでは音楽の専門学校で感じたピアノを習っている人とそうでない人の差を記載していきます。

まず、私は楽器はギターとベースを少し弾くくらいでピアノはまったく弾けません。
音楽の学校なので様々なタイプの人が集まってきます。私と同じように弦楽器がメインの人、ピアノのみの人、ボーカルを目指す人など…
DTMは必修なので楽器を使ったことのない人も入学してくるという状態でした。

学校では1人1台のパソコンとMIDIキーボード、MIDI音源という環境で講義を受けます。
まずは基礎的なシーケンサーソフトの使い方から学ぶので、ここでは楽器経験の有無はまだ生じてきません。
経験の差が出てくるのはオリジナル、つまり作曲に入った頃からになります。

作曲の方法は人それぞれありますが、ここではピアノ経験者の強みが出てきます。
キーボードを使用するのでコード進行など楽曲の骨組みをする際にはピアノ経験者が作業のスピードが速くなります。
私のような弦楽器のみの場合ですと、ギターでコード進行を考えることができてもそれをキーボードで打ち込んでいかなければなりません。
ギターのコードの音を拾ってコードを打ち込んでいくので、リアルタイムにレコーディングしていくピアノ経験者に比べると効率が悪くなってしまいます。

この他にも差が出てくることはあります。
バンドサウンドのような楽曲を作りたい場合、ピアノ経験者の方が不利に思えるかもしれませんが、ハードロックやヘヴィメタルなど出ない普通のロックの場合、やはりピアノ経験者の方が一枚上手となります。
骨組みの段階ではコード進行からギターの打ち込みもピアノ経験者はあっさりやってのけます。
ギター経験者で有利なことは複雑なストロークやカッティングといったテクニックを使用した際の打ち込み技術です。
しかしこれらは作曲者の音楽の聞き込み具合にもよりますが、形にしていくにつれて容易にアレンジすることが可能で、トータル的に見るとピアノ経験者の方が作曲スピードが速くなります。

また、音楽の学校なので、自分がこれまで好んで聴いてきた以外の音楽でも良いものを見つける機会が多くなるかもしれません。
こうした音楽を自分で作りたいと思うとここでも差が出てくるのです。
私から見ると、ピアノ経験者は様々な音楽に柔軟に対応できるイメージです。
そしてピアノは小さい頃から習っていたという人も多いので、応用力もかなりあるように思えます。

完成した楽曲がピアノ経験者より劣るということではありませんが、音楽を目指すならピアノを弾けたらいいなということを痛感した学生時代でした。