『ボサノヴァ』って聴いたことありますか?
『ボサノヴァ』はブラジルで生まれた音楽です。
日本人では、小野リサさんという方がボサノバ歌手として有名です。
CMでよく起用されているので、聴いてみれば分かるという方もいらっしゃると思います。
あとは、orange pekoeというグループはJazzやラテン音楽なども歌われますが『ボサノヴァ』の歌がCMで起用されていたのを覚えています。
ブラジルの音楽というと、なんだかとても激しいリズムのような感じがしますが、『ボサノヴァ』はとてもゆったりとした心地よい音楽です。
フランスの方ですが、ナラ・レオンさんや、クレモンティーヌさんも『ボサノヴァ』を歌ったりします。
クレモンティーヌさんは、何年か前にCMで「バカボン」の歌を日本語で『ボサノヴァ』で歌っていました。ご記憶がある方もいらっしゃると思いますが、すっごくビックリしたのを覚えています。
『ボサノヴァ』の曲で有名なのは「イパネマの娘」や、映画「黒のオルフェ」の主題歌である「フェリシダージ」は有名です。
『ボサノヴァ』のリズムは「シンコペーション」を使います。
「シンコペーション」は言葉ではとても書き表せないので、検索して動画などをご覧いただければと思います。
この「シンコペーション」は独特なリズムを持っているので、リズム感の練習にはよいと思います。
また、『ボサノヴァ』はゆったりした曲で、大きな声で歌うことはなく、控えめに歌います。
この大きな声で歌わず小さな音量でたくさん息を使って歌うので、息の使い方の練習にもおすすめです。
この大好きな『ボサノヴァ』なのですが、歌うのに難点が1つ。
ブラジルの音楽なので、基本ポルトガル語です。また先にフランス人のアーティストを紹介しましたが、そちらはフランス語です。
英語ならまだなんとかなりますが、フランス語ができる方もいらっしゃると思いますが、ポルトガル語はちょっと難しいです。
そのため、英語バージョンで出ている曲しか歌えず、好きな曲でも歌えないのが多く残念です。
ポルトガル語を勉強しなくても、とりあえず読めればいいので少し勉強しよう、いつかは、と思っています。
とりあえず、小野リサさんの曲で、有名な曲の『ボサノヴァ』バージョンで歌詞が英語で、カラオケに入っている曲があるのでご紹介します。
色々な曲を歌えた方が歌も上達しますので、「シンコペーション」と「小さく歌う時の息の使い方」の練習にどうぞ。
「On the Sunny Side of the Street」
「MOOLIGHT SERENADE」
「MOON RIVER」
ボサノヴァって一体どんな音楽?
皆さんはボサノヴァを知っていますか。カフェやレストランで聞いたことがあっても実際そんなに馴染みのあるような音楽ではないと思います。素敵な曲が多いけども一体どんな音楽なのかといいますと、ボサノヴァとはブラジル音楽のジャンルの一つです。ブラジル音楽といわれるとサンバなどをイメージする人が多いと思いますが、実はボサノヴァのルーツもボサノヴァなのです。
黒いオルフェという映画の劇中歌にボサノヴァが多く使われ、その映画と共にボサノヴァが広まりました。特にアメリカではブームを生み、ポピュラーアーティストによって盛んに歌われました。その発端となったのがイパネマの娘という曲です。しかし他のポピュラー音楽が人気になっていくにつれて衰退してきてしまったのです。しかし、2000年頃から起きたカフェブームなどによって再び人気の出ているジャンルの音楽ともいえます。
最近ではボサノヴァアレンジで様々なジャンルの曲がカバーされるということも増えてきています。知っている曲のボサノヴァアレンジを聞くとこんなにも変わるものなのかと驚きます。ボサノヴァで必ずといっていいほど用いられるクラシックギターと歌の融合はどこで聞いたことのあるような懐かしさを感じをさせます。ボサノヴァはとても不思議な魅力を持っているので、一度好きになってしまうと抜け出せなくなります。あの落ち着く曲調はまるで海外にいる気分になれます。落ち着きたいとき、現実世界を忘れたいときにおすすめといえるのではないかと思います。是非今注目の音楽ボサノヴァを聞いていただきたいです。
簡単!ボサノヴァギターにチャレンジ!
今回はボサノヴァとは切っても切れないボサノヴァギターのお話です。このスタイルは1950年代にジョアン・ジルベルトによって生み出されました。もともとボサノヴァとはサンバのリズムにジャズのハーモニーを融合したスタイルのことです。
したがって、ボサノヴァで使用されるコードには、ジャズのようにテンションをふんだんに取り込んだ洗練されたイメージの音楽となっています。
なかでも特長的なのが、4声のハーモニー(親指でベースパターン、人差し指、中指、薬指の3本の指でコードを奏でる為)がほとんどを占めるということです。ちなみに、ジョアン・ジルベルトが生み出したこの奏法のことをバチーダと呼びます。
必ず押さえておきたいのが、C6(9)のコードです。ここでは分かりやすいようにCとしましたが、ほかのルートでも構いません。フォームは、5弦3フレット(中指)4弦2フレット(人差し指)3弦2フレット(人差し指)2弦3フレット(薬指)です。
このコードは必ず出てくるので覚えましょう。また同じC6(9)でも6弦にルートを置いたフォーム、6弦8フレット(中指)4弦、3弦、2弦7フレット(いずれも人差し指)も覚えておくとよいでしょう。
このコードを弾くだけでずいぶんボサノヴァの香りがするのではないかと思います。コードと同様に重要なのがリズムパターンです。ここではご紹介しきれないのですが、興味のある方は、ジョアン・ジルベルトのCDからはじめてみてはいかがでしょうか?
いろんな曲を歌って技術を習得しよう
歌のテクニック「鼻腔共鳴」「ファルセット」「ミックスボイス」「エッジボイス」などなど、基礎練習だけでこれらのテクニックを習得するのは難しいです。
これらのテクニックを習得するために、『いろんな曲を練習』するのはとても有効的だと思います。
ここでいう『いろんな曲』というのは、同じ曲ばかり練習するな、という意味ではありません。
男性の曲、女性の曲や、ジャンルだとロック、J-Pop、アニソン、洋楽、演歌、ボサノヴァ、ゴスペルなどなど。同じジャンルでも違うアーティストということです。
歌い方が違うので、結果的に色々なテクニックが必要になってきて、マスターできるようになってきます。
それから、ずっと同じような曲を歌い続けると、使うテクニックが同じなので、そのテクニックはどんどん上達しますが、使わないテクニックはできにくくなってしまうので、日頃から様々な曲を練習するとよいと思います。
例えば、私の場合になってしまいますが、放っておくと基本的にアニソンが多くなります。
私の好みのアニソンは、アップテンポでキーの高い曲なので、「高いキー」は出せるようになってきますが、そうすると地声が出にくくなってしまいます。
そのため、次は男性ロックやJ-Pop(基本的にはアップテンポ)の曲を歌い、「地声でもきちんと鼻腔共鳴を使って歌える」ように戻します。
アップテンポの曲ばかり歌っていると、息の使い方がだいたい同じなので、ボサノヴァを歌って、「ゆったりとした曲の呼吸」やボサノヴァの「リズム感」を練習したり。
たまには洋楽を歌って、日本語の歌詞のときとは違う、「口(舌)の動かし方」を練習しします。
そのほかにも、テレビでオペラなどを見ると、声楽は習ってないのできちんとした発声は知らないですが、 それっぽい声で歌い「口の中の響き」を確かめたりします。
ただ1つだけ共通するのは、歌のうまいアーティストの曲を選ぶことです。
下手とまでいかなくても、上手くない方の曲を選ぶと、逆に悪い癖がついてしまい練習にならない場合があるので、気をつけてください。
ジャンルは同じでも、色々なアーティストの曲を歌うことが好きな方には楽しい練習方法だと思います。
ご自身で課題をみつけ、その課題にあった好きな曲でテクニックを身につけていきましょう。
でも、やっぱり基礎練習(息吐きや、発声練習、リップロールなど)は必要なので、歌う前に少しはやってほしいと思います。
中南米のラテン音楽には、ヨ-ロッパの雰囲気があるものも!
ラテン音楽もカリブ等から南米大陸に移動すると、さらに多様化していると言えるようですよ。そして、世界最大の音楽大国ブラジルで、ラテンは大きな音楽世界を広げるのです。日本でもおなじみのサンバやボサノヴァといったリズムが代表的ですね。
日本では、これらをブラジル音楽と意識せずに楽しんでいるようですね。また、ブラジルでは、地方に行けばフォホーやアシェーなんていう野性味溢れるリズムにも出会えますよ。それ以外にも、ランバダはもともとはブラジルのローカル音楽の一つだったのですが、セクシーなダンスが話題になりましたよね。
また少し雰囲気が変わるのが、隣国のアルゼンチンなのです。有名なタンゴは、なんといっても哀愁の調べと妖艶なペアダンスが魅力ですよね。そしてボリビアやペルー、エクアドルといった国でも独自に発展してきた、先住民音楽であるフォルクローレがラテン音楽の両巨頭と言われているのだそうです。皆さんもご存知のフォルクローレは、アンデス音楽の代名詞ともなっていますよね。
あまり知られていないかもしれませんが、隠れた音楽大国と言われるのが、南米の北部にあるコロンビアなんです。クンビアは、ここから生まれ中南米だけでなく世界中に広まったそうですよ。また、あの「コーヒー・ルンバ」のようにマラカスが大活躍するワルツが、ベネズエラのホローポなんです。
そして、ヨーロッパ風のハープ音楽がパラグアイには多かったり、また音色ががらりと変わってパーカッションで構成されたカンドンベといわれるアフロ系リズムがウルグアイで、よく演奏されるとのことです。ラテン音楽と言っても実に多彩ですよね。