ヴァイオリンやチェロは弦楽器、トランペットは金管楽器、クラリネットは木管楽器、ティンパニーやマリンバは打楽器・・・
その程度の楽器の種類分けは分かるという方は多いと思います。

しかし、改めて聞いてみると怪しいのが「ピアノ」の存在です。
ピアノの内部構造からみて、弦があるので弦楽器という意見も出るでしょうし、その弦や鍵盤をたたいているのだから打楽器であるという意見も出るでしょう。ほかにももしかしたら、プラスチックや金属でできているわけでなく木製なのだから、木管楽器なんて言う意見もあるかもしれません。

答えは、『打弦楽器』です。
打楽器と弦楽器の特徴を併せ持っているということからこの名前です。

打弦楽器というものは、弦を叩いて発音させる楽器のことで、代表はピアノです。他にも、ダルシマーや、サントゥール、ツィンバロムというものがありますが、あまり有名ではありませんね。

ダルシマーという楽器は、打弦楽器の中でも、擦弦楽器と呼ばれます。箱型の共鳴板に横一直線に張られた金属弦をバチで打ったり、弓で擦ったりして発音します。ピアノの先祖とも言われています。

サントゥールという楽器は、イランの打弦楽器です。クルミでできた台形の箱に横に張られた金属弦をメズラブという軽い木の棒で叩き、発音します。3オクターブほどで、乾いた音がするようです。

ツィンバロムという楽器は、ハンガリーを中心とした打弦楽器です。サントゥールと違い、4オクターブ以上の音域をもっています。この楽器は、近現代の曲に使われることがあり、みたこと、触ったことのある方もいるかもしれません。