いわゆるビッグバンド形式のジャズで、大人数の編成であることが特徴です。1930年代から40年代の初めごろに流行しました。映画の「スウィングガールズ」を観たことのあるひとはそのイメージをしていただければわかりやすいと思います。

当時のスウィングジャズは白人主体の音楽でした。ですから、クラシックの特徴である和音や一体感を大事にしています。また、ジャズと言えばアドリブ(即興演奏)が特徴の一つとして挙げられますが、スウィングジャズではあまりアドリブを入れることはしませんでした。入れるにしても小節数の決まった中でのプレイになりました。

これにはちゃんとした理由があります。理由の一つはスウィングジャズがダンスミュージックであったということ。そして、もう一つの理由はラジオ放送が始まり、ジャズがラジオで演奏されたことです。

つまり、時間通りの演奏が求められるようになったのです。どこで演奏しても同じ演奏になるものが必要だったのです。ミュージシャンの好きな分だけ続けることのできるアドリブの演奏はダンスやラジオには不都合だったのです。

この頃から、ビッグバンドジャズの演奏者と編曲者がわかれるようになってきました。また、初期のビッグバンドよりも人数が増えてきたことから演奏の幅も広がってきて、特に和音を意識した演奏になってきました。

クラシックの要素を取り入れ、軽快な音楽であるのがスウィングジャズの特徴といっていいでしょう。