肉には牛豚鶏だけではなく、そこから更にロースや肩ロース、バラ等の多くの部位に分かれています。そして牛肉になると肩ロースの中にサブトンがあったり、豚肉だったら豚トロがあったり、部位の中で更に名称が分かれています。実は、これには理由がありました。精肉の仕事の中から学んだ事ですが部位や名称を細かく分けているのは、今まで捨ててしまっていた部分に新しく名称を付けてプレミア感を出し、付加価値を付けるためです。一つ例を出しますと、豚肉は基本的によく食べられているのがロースかバラだと思います。そして以前はそれ以外の部位、特に脂身の多い部分は捨てるか挽肉にするかのどちらかでした。しかし挽肉も高価ではないのでそこまで利益が上がりません。ですが脂身が多いと美味しいという事が分かってからはそこから豚トロという部位が誕生しました。

まとめ

ちなみにマグロの大トロも同様だそうで、こちらは有名かと思います。かつてマグロと言えば赤身しか無くて、すぐ腐る腹回りの身は捨てるか賄い飯だったのですが、あまりに美味しいためにトロと希少部位という付加価値を付けて販売したと言います。需要があるから高価にできるのでしょうけれども、それでも以前は捨てていた部位や挽肉になっていたり賄いにしかなっていなかった部分が高級として売られていくのを見ていたら、複雑な心境になりました。