ピアノの練習をするには欠かせないハノン。聞いたことはあるけれど、持ってないという方、購入をおすすめします。ハノン、ハノンと聞きますが、ハノンは作曲者の名前です。本名は、シャルル・ルイ。ハノン(Charles Louis Hanon)。フランスで生まれた方です。この方が書いた、「ピアノの名人になる60練習曲」がとても称賛され、有名になったことで、「ハノン」と聞けば、教本を思い浮かべることができるというわけなのです。しかし、指のトレーニングにしてはたくさんの曲が入っています。初めて見て、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。

これにはコツがあって、簡単に言ってしまえば、全部弾かなくていいのです。
一番大切なことは、「今弾いている曲に必要な技術を身に着けることのできる曲を弾く」ことです。

例えば、ショパンのエチュード『エオリアンハープ』など、アルペジオを多く含む楽曲を弾いているときに使用するハノンが、スタッカートや三度の連続の練習ではいけないのです。きちんと曲に対応させた技術をハノンからピックアップして、アルペジオの練習をすることが必要です。これを行うには、“自分がいま弾いている曲は、どのような技術を必要としているのか”をきちんと見分けなくてはなりません。ハノンには、調性、指一本一本を独立させる練習、オクターブの練習、指をくぐす練習、ほかにも、アルペジオやトレモロの練習まで幅広く書かれています。初めのうちは、うまくひけないものばかりですが、ハノンが弾けるようになれば、立派なピアニストです。