ライトノベルも商業ベースですから、売れない作品は打ち切りになってしまうこともあります。そういう場合、いつまでたっても続きが出なくなったり、強引に話を畳まされて不完全燃焼になってしまったりします。出版社も営利企業である以上仕方ないのですが、打ち切りにならなかったらどういう結末になっていたのかと思ってしまうのも仕方ないでしょう。そんな中、昨年は1度打ち切りが決まりながら読者の力でそれを撤回させることができる作品が出てきました。「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」というタイトルの作品です。

作者によるとこの作品、売り上げがもうひとつで2巻でのち切りが決まっていたそうです。ところが、この作品を気に入った読者が多かったのでしょうか、電子書籍の売り上げが徐々に上がっていき、読者からも続けてほしいという声が出てきたのです。これに応える形で、出版社が続刊を出すことにゴーサインを出してくれたのです。ファンが作品の「寿命」を延ばすことができたのいうのななかなかないことで、出版社も粋な計らいをするもんだと思ってしまいます。

ちなみに内容は、人間という種族が滅びたとされている世界で、トロールやリザードマンといったファンタジー色バリバリの連中が物語を紡いでいくものです。この世界にたった1人残ったとされる人間が主人公で、人間の遺産である「聖剣」をめぐって物語が展開していくという、一風変わったファンタジーになっています。気に入ったら手に取ってみてくださいね。