二ノ宮知子さんの漫画「のだめカンタービレ」をご存じでしょうか?
数年前に上野樹里さん主演で大ヒットし、パリロケを含んだ映画も大反響を得ましたね。

ストーリーは、のだめこと野田恵という音大生が、日本の大学の音大を経て留学しピアニストになっていくまで、大学の先輩で恋人(?)の千秋先輩や友人達とともに成長していく、というものです。

ベートーヴェンやモーツァルト、バッハ、リストなどのピアノソナタや練習曲といった外せない有名どころの曲だけではなく、海老原大作などの現代曲が登場するのも印象的です。

作者はサンソン・フランソワの演奏が好きだそうですが、のだめはフランソワがモデルなのかもしれません。
天才的なピアノ技術と社会的にちょっとずれた性格が似ています。

漫画の後半で描かれたパリのコンサートで弾くショパンの「ピアノ協奏曲第1番」や、「喜びの島」といったドビュッシーの曲は、彼の演奏からインスピレーションを受けたのかもしれませんね。

それから、この漫画の面白さは合奏シーンにもあります。
のだめはちょっと変で社交的な性格ですので、この漫画は芸術モノによくある内向的な主人公が一人で悩むといった物語ではありません。
ですので、いろいろなシーンで様々な楽器演奏者と合奏しています。

千秋先輩と大学でモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」を連弾したり、パリに留学してからは友人たちと「ヤキトリオ」なるトリオを作り、プーランクのピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲」を演奏しています。

クラシックをよく知っている人でも十分楽しめる音楽漫画です。