国会は憲法第41条で「唯一の立法機関」とされていますが、これには国会中心立法の原則と国会単独立法の原則があります。
国会中心立法の原則とは、国会以外の機関による立法は許されないとする原則で、例外として58条2項の両議院での議員規則制定権や、77条1項の最高裁判所の規則制定権、それに法律による委任立法(これを前提とする規定が73条6号但書)があります。
一方、国会単独立法の原則とは国会以外の参与なく国会は立法できるとする原則で、例外として「一の地方公共団体のみに適用される特別法」の制定にはその地方公共団体の住民投票を要するという95条の規定があります。尚、内閣の法律提出権についても72条の「議案」には法律も含まれること、国会と内閣の共同が求められるのが議員内閣制であること、内閣が提出した法案を国会で否決したり自由に修正が出来ること、国務大臣の過半数は国会議員の中から選ばれること(68条)を根拠に、国会単独立法の原則に違反しないとされています。